『窮鼠はチーズの夢を見る』実写映画化のお知らせ・2
2月28日に発売された『フラワーズ』(4月号)に、『窮鼠はチーズの夢を見る』映画化の特報ページが掲載されておりますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。
わたしは公式コメントと、恭一さん&今ヶ瀬の書き下ろしカラーイラストを描かせていただきました。
公開は来年、2020年の予定です。
『窮鼠はチーズの夢を見る』と続編『俎上の鯉は2度跳ねる』の2冊の内容をまとめて1本の映画になります。
映像化の企画ってたいてい何年も前から動き出してまして、実際に表に発表されるまで年数のかかるもので
今回の窮鼠もそうだったのですが、
企画が始まった当時はともかく、今となってはさすがにもうこの作品古すぎるんじゃない…?と個人的には思ったりしていまして。
でも、映像化のニュースで喜んでくださってる方がたくさんいらっしゃるのを見ると、まあ良かったのかなと思います。
映像化というのは、第3者の方に再解釈・再演出されて、わたしのものではない新たな作品に生まれ変わる、ということなので
許諾するか毎回かなり悩みます。
特に、窮鼠シリーズは、10年以上経った今でも強い思い入れを持ってくださってる読者さんも多くいてくださるので
これまでの映像化案件の100倍くらい悩みました笑
申し訳なくもお断りさせていただいたお話もいくつかありましたし。
でも、この映像化によって、喜ぶ人がいるならやる意味があるのだろう、と
決心する最後の時はいつもそこ、「喜んでくれる人がいるならば」という、そこです。
違う姿になることで、原作は好きじゃないけど映画は面白かった、って感じてくれる方もいるでしょうし。
漫画は漫画で、この先も変わらずずっとそこにあるし、
過去に出たドラマCDの『窮鼠~』を1番大事に思ってくださってる方もいらっしゃると思うし、
映画の『窮鼠~』もまた、新たに出会う方々の宝物になるといいなと思っています。